台風の大きさと強さ

2019年08月07日

台風の大きさと強さ

 

 気象庁は台風のおおよその勢力を示す目安として、下表のように風速(10分間平均)をもとに台風の「大きさ」と「強さ」 を表現します。 「大きさ」は強風域(風速15m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲)の半径で、 「強さ」は最大風速で区分しています。

 さらに、風速25m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲を暴風域と呼びます。

 

 

・強さの階級分け

 

階級最大風速

強い33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満

非常に強い44m/s(85ノット)以上~54m/s(105ノット)未満

猛烈な54m/s(105ノット)以上

 

 

・大きさの階級分け

 

階級風速15m/s以上の半径

大型(大きい)500km以上~800km未満

超大型(非常に大きい)800km以上

 

大型、超大型の台風それぞれの大きさは、日本列島の大きさと比較すると以下図のようになります。

台風に関する情報の中では台風の大きさと強さを組み合わせて、「大型で強い台風」のように呼びます。ただし、強風域の半径が500km未満の場合には大きさを表現せず、最大風速が33m/s未満の場合には強さを表現しません。例えば「強い台風」と発表している場合、その台風は、強風域の半径が500km未満で、中心付近の最大風速は33~43m/sで暴風域を伴っていることを表します。

 

なお、台風情報では暴風域を円形で示します。この円内は暴風がいつ吹いてもおかしくない範囲です。

 

気象庁ホームページより

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